介護業界の今後について

介護は将来性のある仕事

介護職の需要は年々上昇し続けています。さまざまな問題も抱えていますが、需要が多い分、解決に向けて早いスピードで動いています。国と介護業界が一体となって高齢化社会を支えているため、介護職員に対するサポートもたくさんあり、これから先が期待できる分野です。

今後も処遇改善が期待できる

介護業界は低賃金であるというイメージを払拭するために取り組まれているのが処遇改善です。2019年10月から、勤続10年を超える介護福祉士は月額8万円給与がアップします。また、年収440万円を超える介護福祉士が事業所内に1人以上必要、というルールが設けられるため、給与全体の底上げも期待できます。
介護職員の仕事がきついのは人材不足が関係していますが、処遇改善によってイメージが改善されれば介護業界の将来も明るいものになるでしょう。
また、職員の負担が軽減しもっと働きやすい環境になるように社会全体で動いており、働き方改革で業務の細分化や介護ロボットの導入も進められています。現在はまだ試行段階のため、きついと感じることが多いかもしれませんが、これから先の将来に期待できます。

女性が活躍できる分野

2018年に女性の就業者数が過去最高を記録し、女性が子育てをしながら働くのが当たり前の時代となりました。その中で、普段の家事を役立てることができる介護業界は女性が働きやすい分野だと言えるでしょう。早番や夜勤など不規則なシフトが問題になっていますが、デイサービスなら平日の日中だけで日曜日は休みなので子どもとの時間もしっかり取れます。もっと働きやすいように労働環境が整えば、さらなる活躍も期待できます。

ニーズが高い

介護業界はまだまだ成長の余地がある分野です。さまざまな企業も参入してきており、大手コンビニチェーンのローソンはコンビニ内に介護の相談窓口とサロンを併設した「ケアローソン」を開設しました。さらに、高齢者向けに食事や生活用品を宅配する業者も増えてきています。「きつい」「大変」というイメージが先行している介護の仕事ですが、現在、働きやすい環境を模索している途中です。将来、イメージが一変する可能性も大いにあります。
また、今後も高齢者が増加していくことが予想されているため向上心があれば長く活躍することも可能です。資格を取得してステップアップすることで給与もアップしますし、年齢や学歴に関係なく自分の努力次第で高みを目指せます。
介護の仕事は求人によって仕事内容や待遇が大きく違います。介護業界に興味がある人は求人内容をいくつか見比べてみましょう。