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なぜ介護の仕事は辛いのか?

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介護職が辛いと感じていること

「きつい」「きたない」「きけん」の3K

「介護の仕事は辛い」

「介護の仕事は辛い」

介護職を経験したことがある人の多くが「介護の仕事は辛い」と話していますが、何が原因で辛いと感じているのでしょうか。考えられるとすれば、介護の仕事は「きつい」「きたない」「きけん」の3Kであることです。
介護職員にとって排泄や入浴、食事などの介助は当たり前の仕事ですが、どうしても割り切ることができない人もいます。特に「臭い」について嫌悪感を示す人は少なくありません。仕事を続けていくうちに慣れてくる、という声もありますが、生理的な拒絶反応が出てしまう人にとっては「介護は辛い」と感じるようです。

不規則な勤務が多い

勤務シフトは人によって違いますが、介護職はすべての時間に対応できるように早番・遅番・夜勤というシフトで組まれているのが一般的です。夜勤が続いたり、夜勤の直後に会議が入ってお昼まで帰宅できなかったりと生活リズムが崩れやすいため、不眠症に悩んでいる人や体力が回復せず体調を崩しがちな人、心を病んでしまう人も少なくありません。
また、誕生会やクリスマス会などイベントがあるときは披露する出し物のために勤務時間外に練習しなければならないこともありますし、イベントが休日に開催される場合は休日出勤することになります。基本的に連休がなく、GWやお盆、年末年始もシフトが組まれてしまうため、不規則なシフトに辛いと感じる人が多いようです。

重労働で心身が辛い

入浴時や車イスとベッドの移乗、トイレの介助など要介護者の身体全体を支える動作も多く重いものを運ぶこともあるため、体力的にもきつい仕事です。特に腰にかかる負担が一番大きく、腰痛を理由に離職する人も少なくありません。介護職の仕事は腰を痛めやすい中腰での仕事が多いため、腰痛ベルトを付けたり、移乗シートなどの補助アイテムを取り入れたりなど腰痛を発症しないように自分で工夫するしかありません。

集団感染のリスクもある

高齢者は他の世代に比べると身体の抵抗力が弱くなっています。抵抗力が弱いと風邪を引きやすくなったり、ちょっとした病気も重症化したりします。高齢者が多く集まっている介護施設では集団感染の発症リスクが高くなるため、感染しないように予防する必要があります。
また、身体機能も衰えてくるため、思うようには身体が動かせなくなります。そうなると転倒や転落などでケガをする可能性が高まりますし、不測の事態が生じる状況も多くなります。このようなことが起こらないように細心の注意を払うのはもちろんですが、起こってしまった場合にどう対処すべきかのマニュアルを事前に共有しておくことも大切です。

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